時間価値を上げろ!【2024年 利益向上委員会】
【調査結果】売れるパンフレットと制作期間の関係性
売れるパンフレットと制作期間の関係性についてアンケートを実施
ワンウィークデザインでは、2018、2019年、実際にパンフレット(A4二つ折り8ページ)を制作させていただいた企業様を対象に、売れるパンフレットと制作期間の関係性についてアンケートを取りました。
ご回答いただいた企業は82社。
質問の内容は以下の3点。
- 制作期間はどのくらいかかりましたか?
- 今回のパンフレットの出来に満足していますか?
- 前回のパンフレットと比べて今回のパンフレットの売上貢献はどうでしたか?
ご回答いただいた企業の皆様、ありがとうございました。
さて、そのアンケートの結果は次のようになりました。
「制作期間はどのくらいかかりましたか?」
1週間以内で制作:14社
1ヵ月以内で制作:20社
2ヵ月以内で制作:25社
3ヵ月以内で制作:19社
3ヵ月以上:4社
となり、1.8ヵ月が平均制作期間となりました。
「今回のパンフレットの出来に満足している」
1週間以内で制作:14社中12社で86%
1ヵ月以内で制作:20社中18社で90%
2ヵ月以内で制作:25社中22社で88%
3ヵ月以内で制作:19社中17社で89%
3ヵ月以上:4社中4社で100%
どの制作期間でもほぼ同じ値となりました。
「前回のパンフレットよりも今回のパンフレットのほうが売上貢献が高かった」
1週間以内で制作:14社中7社で50%(「分からない」は6社)
1ヵ月以内で制作:20社中8社で40%(「分からない」は10社)
2ヵ月以内で制作:25社中7社で28%(「分からない」は15社)
3ヵ月以内で制作:19社中6社で31%(「分からない」は11社)
3ヵ月以上:4社中2社で50%(「分からない」は2社)
これを見る限り、制作期間の長さは売上貢献とは関係ないように見えます。
じっくり考察を重ね、いろんな人の意見を集め、誰もが納得するような制作物を作りたい、と思うのは当たり前のことだろうと思います。
しかし、果たしてそれにかけた時間は本当に利益につながったのでしょうか?
その答えがこのアンケートの結果に現れています。
パンフレット制作の満足度、売上貢献は、どちらも制作期間の長短には関係がない
短納期でも十分戦えるパンフレットは作れる、ということです。
制作期間を短くしてマーケティングにかける時間を少しでも早めれば、制作期間を短くできた分だけ売上の創出につながります。
IT革命以降、加速し続ける事業スピードに乗ってしっかり機会と利益を獲得するか、乗れずに失うかは、パンフレット制作のスピードも関係しているということを肝に銘じておきたいものです。
※ 余談ですが、実に54%の企業の方がパンフレットの売上貢献について「分からない」とお答えになりました。
Webサイトについてはコンバージョンの変化に敏感な方も、パンフレットについてはあまり売上とか意識されないということだろうと思いますが、パンフレットもできる限り手に取った方の反応やその後の行動を見てみることをおすすめいたします。パンフレットの出来は確実に購買に影響します。