時間価値を上げろ!【2024年 利益向上委員会】
目的を持たない行動の損失。
会社勤めや家事、日々の生活に忙殺されて、気付いたら余暇をなんとなく過ごしていることはありませんか?
また、ちょっとしたスキマ時間になにをしてあなたはして過ごしているでしょうか?
目的を持たないまま、日々を過ごしてしまうと塵も積もって、長期間ではとてつもない損失に繋がることもあります。
では一体どのようにして時間を損失をしているのでしょうか。
帰宅からの余暇の過ごし方が将来を変える
帰宅から就寝までの自由になる時間が4時間あるとします。
その4時間のうち、食事や風呂など生活上欠かすことのできない時間を差し引いても、残り2時間は完全に自由に過ごすことができるとします。
その2時間をどのように過ごしますか?目的を持たず、なんとなくテレビを観たり、スマホをぼんやり眺めているだけでも簡単に2時間は過ぎてしまいます。
1日たった2時間と思われるかもしれません。でも、それが1年ではどうでしょう。
1日2h×365日=730時間
一般に行政書士の資格取得に必要な勉強時間が600時間と言われていますから、1年たった2時間を毎日捻出すれば、行政書士といった国家資格も取得可能です。資格取得は一例ですが、語学、趣味、スポーツ、どんなことでも目的を持って取り組むとその結果はどうであれ、「1年を無駄に過ごしてしまった」と後悔することは少なくなるでしょう。
目的を持たないで出かけた買い物
ウィンドウショッピングでも、インターネットショッピングでも漠然と眺めていると思った以上に時間が過ぎていて結局何も買わなかったり、さらには不要な買い物をしてしまうことはないでしょうか。
確かに、洋服やインテリアなど選ぶ楽しみはありますがその時間が週に3時間程度あったらどうでしょう。これも一年に換算するとおよそ180時間に及びます。その時間をすべて
労働(時給1000円とします)に当てていた場合、
1000円×180時間=18万円
単純計算で年間18万円程度の損失になります。
芸能人や周囲のゴシップを気にするだけで…
興味本位で芸能人のゴシップニュースを眺めたりすることはあると思います。また掲示板でエゴサーチをしてしまったり、SNSを頻回にチェックしてみたりほんの数分かもしれませんが、その回数が1日に5回あったとしたらどうでしょう。
およそ500文字を読了するのに、かかる時間は約1分と言われています。1記事1500文字のニュース記事を1つ、1日に5回読んだだけで1日に15分費やしていることになります。たった1日たった15分かもしれませんが、これも累積すると1年では90時間相当になります。
しかも、これはネットニュースを1日5回閲覧しただけの時間なのでネットニュース以外にも同じようにSNSを頻回に閲覧していた場合も同様もしくはそれ以上に時間を費やしてしまいます。
例えばそのニュースがビジネスや、実生活に役立つことであればいいのですが多くの場合は私たちの生活には直接関わりのない事柄でしょう。「損もしなければ、特もしない行動」
かと思いきや、年間に200時間、目的を持たず無為に過ごしていたらとすればそれは大きな損失です。
目的を持てば
たとえ将来に対する明確なビジョンでなくとも、短いスパンで1日に何かしらの目的を持ったり、「今週は◯◯」をすると決めたりするだけでも、長期的に時間を無為に過ごしてしまったときのダメージは回避できます。意味もなく夜更かししてしまって、翌日起きたとき夕方近くだったときの1日を無駄にしてしまったときもやるせなさ。無駄に寝てしまった10時間ですらもったいないのですから、ここで紹介した何十時間、何百時間というのはとてつもない損失だということはお分かりいただけると思います。
なんらかの目的を持つことによって、「明日は◯◯をしたいから、今日は何時までには眠ろう」という風に行動を自制することだって可能です。
「時間の損失」の感覚と、「目的意識」。この二つを頭の片隅に入れて、だらだらとスマホを触っている時間を短縮してみましょう。